来る8月25日。第51期DTPエキスパート認証試験が実施されます。
CCKでも私(能見)と堀澤さんが受験予定なので・・・
ただいま絶賛勉強中・・・なのですが、
知らない横文字や専門用語のオンパレードでこれが中々難しい・・・。
そこで勉強の一環としてDTPエキスパートチャレンジと銘打ち、知らなかった単語や事柄について、時々こうして記事にしていくことにしました。
(まだ勉強中なのでもし間違ってたらごめんなさい)
栄えある1回目のお題は・・・バリアブル印刷。
バリアブル印刷とは
言葉は聞いたことはあるけれど、そもそもよく知らない・・・。ということで調べました。
バルアブル印刷。英語にするとVariable Information Printing。バリアブルとは、「変わりやすい、変化しやすい」という意味があります。
簡単に説明するとダイレクトメールの宛名や感謝状の氏名など、情報の一部にひとつひとつ異なる内容が含まれるような印刷物のことを言います。
これまでの主流だったオフセット印刷は版を必要とするため、1枚ごとに情報を変えるという変則的な印刷物は難しかったのですが、データを直接出力するオンデマンド印刷の普及によりこういったものの印刷も可能になりました。
最近では宛名だけでなくメッセージや案内内容を顧客ごとに変更するといったマーケティング上の試みとしても活用が進みつつあるようです。
そんなバリアブル印刷ですが、大きく分けて3つのタイプがあるのをご存知でしょうか?
その1.トランザクショナルプリント
トランザクショナルプリントとは、ダイレクトメールや請求書などといった、直接個人の手元に届き開封することで目を通すことが期待できるタイプのこと。
個々に合わせて宛名や金額などを変えられるバリアブル印刷の代表的な例と言えます。
その2.バージョニング
バージョニングとは、多言語対応のパンフレットや店舗情報など、内容は同じながら表現を変化させるタイプの印刷のことです。
オンデマンド印刷では型版と判型が同じであれば内容や枚数の異なる印刷物を一度に大量に印刷することが可能で、店舗別・地域別など個々の内容は小ロットながら全体として大量印刷することをバージョニング、またはバージョニング印刷と呼びます。
その3.パーソナライゼーション
パーソナライゼーションとは、パーソナライズ(personalize)という動詞の名詞形であり、「何かを個々人向けにカスタマイズすること」を意味します。
有名なところでいうとGoogleのAdSense広告やamazonの「あなたにおすすめ」など、過去の閲覧履歴や購入履歴などからユーザーの興味や嗜好を解析しその人にあったプロモーションを表示させる広告形態のことです。
ネットやスマホの普及により現地に行かずとも欲しい情報を簡単に手に入れることができるようになったからこそ、ユーザーは購入前にベストなものをリサーチするようになりました。
そこでユーザーに最適化された情報を提供することができれば商品購入までの時間はぐっと減るようになり、売り上げの向上などにつながるというわけです。
印刷の仕様というよりは、マーケティングの一種と言えますね。
終わりに
いかがでしたでしょうか。今までなんとなく聞いていたバリアブル印刷。少しは認識が固まったでしょうか。
一口にバリアブル印刷と言っても、ネットが広く普及し紙媒体での需要が減った昨今、「印刷」とついていても紙を必要としないものも指しているのが興味深いですね。
表現媒体が増えプロモーションの形態が複雑化している現代だからこそ、バリアブル印刷を賢く適切に使ってより効果的なマーケティングをしてみるべきなんでしょうね。
ではまた次回〜👋