販促・マーケティング総合展に行ってきました!
6/19〜21に@東京ビッグサイトで行われた、
販促・マーケティング総合展【夏】に行ってきました。
オリンピック・パラリンピック開催の準備にともなって、
同時開催企画が別日程に分散されたためか
例年に比べると来場者が少なめだった印象です。
今回は特に「Web販促」を重点的に情報収集しつつ、セミナーも聴講してきました。
こういった大きな展示会でのセミナーは、
普段はなかなか聞けないような情報が無料で手に入って非常にお得なので、
機会があれば、積極的に足を運ぶようにしています。
そこでお伺いしたお話をちょっとだけご紹介します。
〔セミナー①〕格安スマホUQモバイル、ヒットの舞台裏にあった広告戦略
UQコミュニケーションズ㈱ 営業部門 販売促進部長 西山暢一氏
今でこそ人気も知名度も高くなったUQモバイルですが、
参入当時は3大キャリアと格安スマホの間に割って入る余地はないほど
各社がしのぎを削る状況で、「成功は難しいだろう」というのが
大方の世間の反応だったと言います。
その中で、各社が目をつけていないコンセプトを打ち出すこと、
ユーザーがスマホに求める本当のニーズを読み解くことで
プロモーション開始から急成長を遂げるまでの
仕掛けの数々を聞くことができました。
ターゲティング、ブランディング、マーケティングなど
「やるのが当たり前」とされる昨今ですが、
その結果が正しく出ているかを見極めるのはとても難しく、
一朝一夕のものではないので「無駄なことでは…?」と感じ、
リソースを割くことを止めてしまうこともあります。
そこを踏ん張って、結果が出るまでPDCAを繰り返すことの意義を
再確認することができた内容でした。
〔セミナー②〕デジタルマーケティングが切り拓く新しいオフライン購買
楽天㈱ 執行役員 グローバルアドディビジョン アドプランニング統括部ディレクター 紺野俊介氏
オンライン上のプッシュ広告の多くは
ユーザーのCookieの情報をもとにした行動ターゲティング広告ですが
それは「仮説に仮説が重なった行動予測」であるため
実は的外れだったり、購買行動に紐付かないことも考えられる…
それに対して、オフライン購買に紐付くレシートから得られる情報を
ビッグデータとして活用することは非常に確度の高い
行動予測になっている…というのが主な内容でした。
レシート情報を登録すると各種ポイントがもらえるアプリがありますが
楽天ポイントがもらえるRakuten Pashaによるデータ分析は、
母数の多さから、より有用なデータであるという楽天ならではの世界観だな、
と感じる内容でした。
こういったビッグデータやAIの活用によって、
われわれの日常がより便利で豊かになる一方で、
データに踊らされない、AIに操られないクリエイティビティ
というのも見失ってはいけないな、とも感じました。
Web販促エキスポに潜入
毎年足を運んでいる販促・マーケティング総合展ですが
Web販促を重点的に見て歩くということは実はありませんでした。
そんな中で感じたことは…
・単純に「Webデザインできます!」では勝負ができない。
・ブースでは明確な「数的実績」が人を呼び込む。
・Webと結びつけて、動画作成もできることが売りになっている。
今回は「このシステムがこのクライアントにこうやって提案できる」
というところまで深掘りできた情報がありませんでしたが、
次回はポイントを絞って情報収集できるようにしたいですね。
(販促エキスポも最初の頃は情報に溺れていました…)
↓ 資料をいただきながら、たくさんのお話を伺いました〜!
それ以外で感じたのは「営業支援エキスポが元気!」ということ。
毎回そうではあるんですが、
特に今回は働き方改革が各社本格化しているためか
その手段が今まで以上に多角化していて、
情報収集をする側にも必死さが感じられました。
「金で買える時間は買う」というマインドと
「徹底的なコストカット」というマインドが
渦巻いている…そんな空間だったような。
どんな展示会でも言えることですが
みんなが「何かをよりよくしよう」という目的のもと
一つの場所に集まっている空間というのはとても良いですよね。
自分にもエネルギーが湧いてくる感じがします!