深堀りすぎて沼にはまる。
前回の記事でもご紹介した通り、
創刊号から数回かけて「ゾンビ」についての考察をしていこうと考え、
まずはゾンビと弾速・距離との関係性を紐解いていこうと
いろいろ検証方法などを模索していました。
その中で、弾速の減少が物理的な法則にもとづいているものだと考え
検証の前に予め「理論的な数値」を頭に入れた状態で
「本当にその数値になるのか?」という形で検証したいと思い、
数年ぶりに物理の世界と向き合ってみました。
水平投射の考え方がベースにはなるのですが、
ここで気が付きました。
高校物理では、基本的に「空気抵抗は無視する」として考えていたことを。
空気抵抗は物体の形状や風速などのさまざまな環境に由来するので
これらを考慮して理論値を導き出すのは、今の私にはちょっと無理だと気付きました。
(球体であることを考えれば、単純なのかもしれませんが、軌道ではなく弾速の変化をどうやって求められるんだ?というのがわからないのです…)
ということで、これについては専門知識を有する方に強力を仰いでいこうと結論。
ホップ回転をかけたときの変化なども含めて
ぜひとも深ぼっていきたいコンテンツではあるので、
別途進行していきます。
とは言え、ゾンビについて考察していくことはブラさずにいこう、ということで
沼から抜け出すために、ボスから別の実験方法などを提案してもらいました。
弾速・距離からのアプローチではなく、
「人間の感覚」とゾンビの関係性を深堀ります。
五感について検証したいのですが、
味覚と嗅覚を使ってHITだと感じている人はおそらくほぼいないと思うので
(今後の取材の中で出会えたら出会いたい!)
・触覚
・視覚
・聴覚
の3つの感覚をメインに検証していきます。
いろいろな検証方法を考えましたが
「この検証方法で検証できるのか?」を検証する必要があると考え、
まずはテスト!
これも創刊号ならではかもしれません。
検証のテストが必要になるなんて…
経験値が上がれば、そういったことがなくなってくるんだろうか…
①HITしたときの音はウェアの材質で大きさ・音質などでどんな違いがあるのか?
②ウェアの厚さ・材質などによって気付きやすさにどんな違いがあるのか?
をテストしてみました。
①について。
音測定器を使って、弾着時の音の大きさを測ることができると思っていたのですが
発射時のガンの音の方が大きく、すぐ後になる着弾の音が測れない…
一瞬途方にくれる私とホーリー。
自分の耳では聞こえてるんです。違いもわかるんです。
それを何らかの理論に落とし込みたい!
なので、とりあえずボイスレコーダーで録音して、検証方法をあらためて考えることに。
準備中のホーリー。人生初の耳栓。
②について。
視覚・聴覚を遮断した状態にして、
迷彩服で打ってみました。
わかる。気付く。
では、プレキャリ(※1)では?
メンバー全員の大方の予測では
「プレキャリって着ちゃうと気付かないんだよね〜」
でした。
が、わかった!気付いた!
気付いたホーリー。手を挙げてます。ハイ!
お色直しもしてみたけど…
ちなみに今回は10キンエアコキを使用したので、
威力はかなり弱いはず…
となると、それより薄そうなウェアでは全て気付くことになる…
ここに辿り着いたことも意味があることですが、
「じゃあなんで、ゲーム中はあんなに気付かないんだろう?」
という新たな疑問も出てきました。
もしかしたらホーリーだけ特殊な能力で気付いているかもしれないので、
複数人で実験する必要もありますが、
こちらについても検証方法の再考が必要になりました。
また新たな課題に直面しています。
外の風が冷たくなるのを感じるたびに、
じわりじわりと変な汗をかく今日このごろ。
「これならいける!」と思えるところまで早く到達したい…
※1 プレートキャリアの略称。防弾プレートを内蔵することが目的。サバゲーでは主にマガジンなどの装備品をストックしたりするために使用します。
※2 実験は使用場所に適切な許可を取って行っています。